Blenderのアニメーション制作において、一つ一つキーフレームを打つのは大変な作業です。
グラフエディターの「Fカーブモディファイア」を使えば、既存の動きに対して「ループ」「ノイズ」「制限」などの効果を非破壊的(後から調整可能)に加えることができます。
今回は「グラフエディターのモディファイア」について紹介します。
グラフエディターのモディファイア
モディファイアの追加

グラフエディターを表示してアニメーションを付けたモデルを選択したら、
左のチャンネル、もしくはキーフレームを選択し、ショートカットキーNでサイドバーの「モディファイア」タブから追加します。
モディファイアの紹介
生成
用途: 直線や多項式に基づいた数式的な動きによって、線、放物線、およびその他のより複雑なカーブを作成します。

メリット: キーフレームを1つも打たずに、車輪の回転のような「一定速度で永遠に続く動き」や「加速する動き」を正確に定義できます。
使用される数式は以下の2パターンがあります。
- 展開済多項式(Expanded Polynomial)・・・y=x+x^2+x^3+…+x^n形式の方程式。
- 因数分解済多項式(Factorized Polynomial)・・・ y=(Ax+B)(Cx+D) 形式の方程式。
展開済多項式で順序を1に設定して使うと等速で動かすことができます。
組込関数

| 項目 | 機能説明 |
|---|---|
| 振幅 | ループの大きさ |
| 位相乗数 | ループの長さ |
| 位相オフセット | ループの位置 |
| オフセット幅 | オブジェクトの初期位置 |
用途: サイン(正弦波)やコサインなど、数学的な周期運動をてループの動きを作ることができます。
メリット: 振り子の揺れ、呼吸による胸の上下、ライトの点滅など、規則正しい往復運動を数値を調整するだけで作成可能です。
エンベロープ
エンベロープはよく分からないので飛ばします。
ループ

用途: アニメーションを繰り返します。
メリット: 歩行やプロペラの回転など、1ループの動きを作るだけで無限にアニメーションをループさせられます。
ショートカットキー「shift + E」から「ループにする(Fモディファイア)」を選択するとループモディファイアを付けることができます。
ノイズ

| 項目 | 機能説明 |
|---|---|
| スケール | 波の幅を調整 |
| 位相 | ノイズのランダム感を調整 |
| 強さ | ノイズの強さを調整 |
| 深度 | ノイズの細かさを調整 |
| オフセット | 波の位置を調整 |
用途: 動きにランダムな揺らぎを加えます。
メリット: 手振れカメラ、炎のゆらめきなど不規則な動きを1クリックで追加できます。
リミット

用途: Fカーブの数値が特定の範囲を超えないように制限します。
メリット: ノイズモディファイアなどで動きが大きくなりすぎた際、オブジェクトが地面を突き抜けたり、パーツがめり込んだりするのを防ぐ機能としても有用です。
ステップ補間

用途: 滑らかな曲線をカクカクとした階段状の動きに変換します。
メリット: 24fpsのアニメーションの中で、特定のキャラだけ「3コマ打ち(8fps)」のようなストップモーション風の動きにしたい場合に非常に有効です。
スムーズ(ガウシアン)

用途: Fカーブに含まれる細かいガタつきやノイズを滑らかにします。
メリット: モーションキャプチャで取り込んだデータの「震え」を除去したりするのに良いかもしれません。
オススメの本
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まとめ
Fカーブモディファイアは、単に楽をするための道具ではなく、手動では難しい精密な動きやランダムな表現を可能にするクリエイティブな機能です。まずは「ループ」や「ノイズ」から触ってみて、その便利さを体感してみましょう。
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここの記事で使用しているのはBlender5.1.0となっています。


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