以前Blenderでキーフレームとアニメーションの付け方を紹介した際に、グラフエディターのことを記載したと思います。
グラフエディターはアニメーションのスピードに緩急を付けたり、ループさせるなど動きに幅を付けることができます。
ゆっくり動いているかと思えば急に加速といったことや、ボールが高いとことから落ちてきてバウンドして徐々に止まっていくのも作れます。
今回はグラフエディターについて紹介します。
全部紹介する多すぎるので今回はよく使うであろうものにします。
グラフエディター
各項目
- 選択したオブジェクトでキーが打たれたトランスフォームが表示されます。
- 縦軸がトランスフォームの数値、横軸がフレーム数です。
- キーフレーム
- Fカーブ
- 左/右ハンドル
- アクティブFカーブ
基本操作
他の画面と同じようにグラフエディターを操作することができます。
操作キー | 機能説明 |
---|---|
マウスホイール | ズームイン/アウト |
shift + マウスホイール | 縦スクロール |
ctrl + マウスホイール | 横スクロール |
alt + マウスホイール | フレーム移動 |
shift + 中ドラッグ | グラフの移動 |
ctrl + 中ドラッグ | グラフの拡大/縮小 |
ショートカットキー | 機能説明 |
---|---|
shift + D | キーの複製 |
H | 選択したキーを非表示 |
shift + H | 選択したキー以外を非表示 |
alt + H | 全ての項目を表示する |
G/R/S | キーの移動 ハンドルの回転 ハンドルの拡大 |
グラフ編集
アクティブFカーブを編集することができます。
補間
補間
一定
フレーム間をつなぐ値が直前まで同じになります。移動で使うとワープをするように動きます。
リニア
フレーム間の速度が同じになります。つまりは一定のスピードで動きます。
ベジエ
デフォではこの設定になっています。
フレーム間を滑らかな曲線でつなぎます。始めは徐々に加速し最後は徐々に減速します。
イージング(強さ準拠)
イージング関数を関数した曲線になります。(英:easing 緩和と訳されます)
アニメーションに緩急が付いた曲線です。
上図の比較アニメーションを見ると違いが分かると思います。全部で以下の7種類あります
- 正弦曲線
- 二次式
- 三次式
- 四次式
- 五次式
- 指数
- 円形
ダイナミックエフェクト
後・バウンス・ゴム状
ここの設定にすると複雑な動きを簡単に付けることができます。
それぞれの動きは名前の通りです。上図のアニメーションを見ると分かりやすいです。
ハンドルタイプ
キーを選択すると表示されるFカーブ、両サイドに表示される棒を編集します。
これを調整することでフレーム間のスピードが変わります。
フリー
ハンドルが独立して動かせます。急な変化をさせたいときに使えます。
整列
ハンドルの両端が常に反対方向に動きます。ハンドルの長さは反映されません。
ベクトル
キーフレーム間を直線でつなぎます。
フリーと同じように両ハンドルを独立して動かすこともできます。
自動
滑らかなカーブになるようにハンドルを配置します。
自動固定
デフォではこの設定です。
自動と違うところは、カーブの値をキーフレーム間内にしてかつ滑らかにすることです。
モディファイア
フレームを選択して右の項目を見るとモディファイアが表示されます。
モディファイアの種類は以下の通りです。
- 生成
- 組込関数
- エンベロープ
- ループ
- ノイズ
- リミット
- ステップ補間
まだそこまで詳しいことは分かっていないので今回はループだけ紹介します。
ループ
アニメーションを繰り返し再生します。
キャラクターだと「待機」「歩き」「走る」など繰り返されるモーションで使われます。
ループアニメーションを付けるときは初めのフレームと最後のフレームを同じ値にしましょう。
左のからトランスフォームを選択し、モディファイアーを追加>ループをクリック、
もしくはショートカットキー「shift + E」からループにする(Fモディファイアー)を選択します。
これでループができるようになりました。グラフエディターを見ると繰り返されることが分かります。
オススメの本
モデリングからテクスチャ、ウェイト、ライティングやレンダリングまで一通りを学ぶことができます。
手順や各種機能についても説明がされていて分かりやすい参考書となっていました。
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まとめ
グラフエディターはアニメーションを付けるには必須の機能です。
今回はよく使うであろう機能を中心に紹介しました。特に補間とループは使うので覚えておきたいです。
他にも色々あるので後々記事にしたいと思います。
モディファイアーについてはループ以外あまり使っていないので(ある程度目星はついてますが)検証して分かりしだい記事したいと思います。
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以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここの記事で使用しているのはBlender3.3.2となっています。
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